共感覚とは?

「共感覚」は、五感のうちの複数の感覚が同時に働く現象です。匂いや音に色や形を感じたり、人の名前から食べ物が浮かんだり、音を聞くと色が見えたり、年月に形を感じたり・・・さまざまな共感覚が存在しています。まだ解明されていない部分が多く、世界中の脳学者、言語学者、心理学者などが研究を続けています。

ルナ・ヨガの教師コースを取るためにドイツ語を学んでいたとき、購読していたドイツ語学習者向けの雑誌に、ドイツの「シュピーゲル」誌から転載された共感覚についての記事があるのを見つけました(Der Spiegel 43/2003 "Eins plus eins ist grün" 1+1=緑)。これを読んで、子供の頃からずっと持ち続けていた感覚が「共感覚」と呼ばれるものだとわかりました。教師コースを取っていなかったら、気が付くのはもっと遅かったでしょう。

私は、文字と数字に色が見える共感覚者です。正確にいうと、「文字+発音+色」が一組になっています。ヨガの動きに食感と色を感じたり、絵を見ていて触覚を感じたり、動きが見えてきたりします。音楽を聴いていて、映像が出てくることもあります。

パリの日本語新聞「OVNI」での美術評論やルナ・ヨガの授業で共感覚を活用しています。

参考文献

―「脳のなかの幽霊」 V.S.ラマチャンドラン サンドラ・ブレイクスリー 1999年
角川書店
―「ねこは青、子ねこは黄緑」 パトリシア・リン・ダフィー 2002年
早川書房
―「共感覚」ジョン・ハリソン  2006年
新曜社
―「音に色が、痛みから色や形が 知られざる「共感覚」の世界」 羽生のり子 Magazine ALC 2007年8月号
―“The Hidden Sense Synesthesia in art and science“ Cretien van Campen 2008
MIT Press, USA

関連サイト

グラナダ大学心理学部 (スペイン)
http://www.ugr.es/~sinestes/en/quieresparticipar.html
アメリカ共感覚協会
http://www.synesthesia.info/
英国共感覚協会
http://www.uksynaesthesia.com
ドイツ共感覚協会 Deutsche Synasthesie-Gesellschaft e.V. (DSG)
http://www.synaesthesie.org/1about/X_dcberUns
関西学院大学理工学部 長田典子教授研究室では共感覚のひとつである色聴に関する研究を行っています。
色聴は共感覚